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10/7

馬場修一郎農園での春菊作りはちょっと変わっています。

元来春菊の種は発芽率があまり高くなく(白菜やレタスなど通常は85%以上なのに対して春菊は50%程度)、また意外と気候の好みがはっきりしていて、生育適温でない時期だと大きくならずに枯れてしまったりも。

つまりは狙って作るのが難しく、野生に近い育ち方をする、という見解に数年前たどり着きました。

そこで編み出したのが「春菊同時播き」。

これは大根やカブの表面を食べる虫が春菊を嫌い、またお互いに成長を阻害しあわないという特徴から発展させたもので、根菜に合ったタイミングで春菊と同時に混ぜながら播き、根菜は予定通り生育、春菊は気が向いたら発芽して生育し、うまくいけば根菜がとれた後が春菊畑になって、一石二鳥にも三鳥にも、という作戦です。

そのため手押しの種まき機を改造、また春菊の種もリットル単位でまとめ買いして種代を抑えることができました。

ここ二週間ほどは種まきのピークで、ウオーキングのごとく種まき機を押しながら畑を歩き続けていましたが、大根、カブ、ラディッシュとともに播いた春菊は役2リットル、なんと約45万粒!本筋の根菜より完全に多いです。

ちなみに今とれているのは2ヶ月前にラディッシュと一緒に播いたもの。

今年の冬~来年の春は春菊がたっぷり食べられる!(春菊さんの機嫌次第ですが)