今週の農園

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予想外の雪に振り回された2月でしたが末頃から急に暖かくなり、ここ数日も雨模様ながら気温は高め、春の訪れを感じます。

収穫できる菜花も増え始め、野菜のラインナップも動きの少なかった冬野菜の時期から変化の多い時期に移り変わり始めましたが、この時期気になり、また判断を求められるのが「いつまで霜が降りるのか」です。

天気の良い早朝に地表近くが一気に冷やされて野菜が凍った朝露に覆われたり霜柱がたったりする霜ですが、これから種をまいたり植え付けたりする春夏野菜にとって、霜に遭うかどうかは死活問題になります。

例えばインゲンやきゅうりは耐寒性がとても弱く、たった一度でも霜に遭うと文字通り全滅。一方サヤエンドウや小松菜などは寒さにも強く、とはいえ芽吹いたばかりはやはり弱いので油断はできません。

ちなみに昨年の最後の霜は、4月に入ってからいわゆる「遅霜」といわれるものがあり、インゲンが全滅してあわてました。

基本的に過去の実績をみて安全なタイミングで種まき・植え付けを進めていけばいいのですが、今年からの新品種が難しいです。

早どりを狙わないまでも、季節感のある野菜をタイミング良く収穫・出荷していくためには、作業時期の幅は意外とタイトで頭を悩まされます。

種まきから収穫まで、品種にもよりますが最低3ヶ月弱。今日の3ヶ月後は6月頭、そろそろ夏野菜が欲しくなってくるな、という時期でしょうか。

野菜と一緒に頑張ります。