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先週の金曜日、いよいよ畑に霜が降り、予想通りピーマン類は終了、夏からの野菜がすべて終わり、本格的に冬野菜の季節が始まりました。
ピーマンと同じく、大根やカブの間に生えていた雑草たちも霜によって一気に枯れ始め、緑一面だった畑が冬野菜の葉だけになって急にすっきりして見えます。
霜にあたって美味しくなる、というのはかなり言い古された感のある言葉ですが、美味しさだけではなく野菜の色の濃さや引き締まった姿が寒さにあたることで表れ、その野菜の個性をより引き立たせていきます。
いくら厚着をしても、どこからかしみ込んでくるような寒さは身体にこたえますが、収獲して泥を落とした時の、寒さにあたった冬野菜の、夏野菜の華やかなカラフルさとは違った落ち着きのあるいろどりには心響くものがあり、その嬉しさを力に寒さを乗り越えたいと思っています。