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12/9

順次植え付けていた玉ねぎ・赤玉ねぎが昨日で全て植え終わり、いよいよ年内の作業も残りがみえてきました。

玉ねぎの苗づくりは9月に種をまいて始まり、アサツキのような細い苗を一本一本手作業で植えていきます。

農作業はどれもそうなのですが、ある程度の規模をこなすなら機械を導入する事で劇的に効率化がはかれます。

玉ねぎの植えつけをする機械も色々とあって、実際に使った経験もあり、また機械の性能も日々進化しているのですが、問題なのが採算の合う規模。

今年植えた玉ねぎは約1万本、手植えで合計12時間ほどかかりましたが、玉ねぎ定植機ならこれを一時間以内に終わらせてしまいます。

そのかわり、玉ねぎ定植機一台の値段は以前の会社にあった小さいもので200万円、1万本程度では採算が合いません。

さらに怖いのが、植え付けを機械化し、それに合わせた規模に拡大すると収穫機も必要に、貯蔵庫も必要にと、次々に設備が必要になっていってしまうこと。

今の農業の大きな流れは機械導入による大規模化ですが、よくバランスを考えて投資していかないと、一点豪華主義でバランスを壊してしまうのが一番怖いです。