10/26
今年は夏野菜が全般に良く育ち、そのおかげか10月下旬になってもまだ茄子やピーマンが頑張ってくれているので、秋の端境期になりがちな今の時期も比較的豊富なラインナップで野菜をご用意できています。
が、夏野菜と秋冬野菜の共生に冷徹な終止符を打つ時期、降霜期(こうそうき)がもうすぐやってきます。
朝晩に地表の気温が零下となり、葉についた水蒸気が凍る現象が霜(しも)ですが、富士宮ではほぼ変わらず毎年11月中ごろに霜が降りはじめます。
霜が一回でも降りると、耐寒性の無い野菜、茄子やピーマン、冬瓜などは再起不能なダメージを受け、数日で枯れていく運命、一方で根菜や小松菜、ルッコラなどの葉物野菜は霜に耐えて引き締まり、甘みを増し始めます。
今年も霜が予想される時期まであと20日ほど、それまでは夏と秋冬の重なりを楽しみつつ冬野菜の生育を見守り、バトンタッチ後の野菜の充実に向けたラストスパートの時期に充てたいと思っています。