今週の農園

これまでの記事

2015年

2014年

2013年

1/14

ちょうど今日、人参をまく畑の準備が終わりまして、数日中に種をまき、ビニールのトンネルを被せて保温することで春にはフレッシュなミニ人参が収穫できる予定です。

毎朝畑は真っ白に霜がおり、最低でマイナス7℃までは下がる富士宮ですが(ちなみに昨日はマイナス4℃まで下がりました)、ビニール一枚の差はなかなか大きいもので、ビニールトンネルの外は霜柱がバリバリにたっていても、中に霜柱というのはあまり見たことがありません。

ということは、「富士宮はビニールトンネルを使えば冬でも野菜を作ることができる」ということで、どの資材・どの技術を使えば冬でも野菜をつくれるかということには非常に地域性があらわれます。ちなみに富士宮と言っていますが、富士宮市の中でも寒暖・気候の差はものすごくあるので、あくまで畑のある辺りの話です。

農業的には一応日本は寒冷地・中間地・暖地と分けられ、種まきなどのタイミングが作型という形で示されていますが、やはりそれらを参考にした地域ピンポイントへの落とし込みは不可欠で、地域での情報収集と経験・観察をもとに自分なりの作型を作っていきます。

野菜の中には小さいうちは耐寒性が強い、なんていうものもあり、作型作りは複雑な組み立てが必要になったりもしますが、予想してトライ、失敗して改善も面白いし、なんといっても上手くいったときの面白さはひとしおです。

今年の人参はいつもより気持ち早め、丁寧な仕事を心がけ、うれしい収穫へとつなげたいです。