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2/23

ほぼ例年通りのスケジュールで種まきが始まりました。

毎年、まだ朝晩はこんなに寒いのにという頃に種まきが始まりますが、温床といって早い話が防水のホットカーペットを使い苗床を温めることで露地では無理な時期の苗づくりを可能にします。

霜が降りなくなり、トマトや甘長といった夏野菜が畑に植え付けられるようになり次第すぐに植え付けるための早い種まきで、こればかりは販売農家である以上必要な無理だと思っていますが、植え付け後に苗が足りなかった分を追加で苗づくりすると、その生育の早さや安定性には驚かされます。

時期でいうと5月に入る頃、露地で生育できるということは苗にも温床は必要ないし、朝晩の温度管理もせずに苗床の保温シートは開けっ放しですが、温度とおそらく日照時間などもからみ、本当に良く育ちます。

温床無しを種まきの適期とするならば、出来るだけそちらにシフトするのが手間やエネルギー消費を考えると目指すべき方向なのかなとも思いますが、初夏のラインナップが欠ける恐怖との綱引きで、今年も早まき中心にはなりそうですが観察・考察は絶やさず続けていきたいと思っています。