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夏野菜は苗を作って畑に植え付けるものが多いのですが、ビニールハウスの中で温度管理や水やりといった手間をかけられ甘やかされた状態で育った苗が自然界の一端である畑に植え付けられると、必ず一度勢いを失います。
植え付け時は青々としていた葉が色を失い、葉先が枯れ、上に向かって伸びることを忘れてしまったような姿が半月ほども続きます。
その間地下では、水を与えられていた状態から、自ら水を探す状態へと根が伸び、その後の成長の土台を作っているため、一時的に地上部の成長が止まったように見えるのだと理解しているので、じっと待つしかできないのですが、再び地上部が元気を取り戻すまでの半月の間に力尽きてしまわないよう、できる限りの手立てを尽くしていきます。
植え付けは天気予報をみて曇りや雨が続きそうな前のタイミングで。
日中の植え付けは避け、日が陰ってくる夕方に植え付けるようにする。
支柱やネットで早めに支え、茎が倒れることでのダメージを最小限に。
やれることは限られるし、数が多いだけに効率は無視できないのですが、なんとか半月をしのいで葉の顔色が生気を取り戻し、グイグイと伸び始めたのを見るのは嬉しいものです。
今は長茄子と二回目のミニトマトの苗がそんな感じ。
最初に植えたミニトマトにはもう実が付き始め、二回目のミニトマトに「ついてこいよ」と先導しているかのようです。