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ここのところ、出荷の合間を縫って着々と進めてきた夏野菜の植え付けがどうやら中盤をすぎ、「苗が大きいのに植える場所の準備がまだ」というありがちな状況に今年は陥らずにすみそうです。
どの苗も、植え付けてしばらくは苗床から畑への環境の変化に順応するために一旦成長を止め、一見すると精気を失ったかのようになりますが、その間地下では、苗床のようにたっぷりとはいえない畑の水分を吸うための根を伸ばしています。
インゲン豆はツルがネットをはい登り始めたのが、根が充実したサインで、ここまでいけばまず大丈夫。
トマトも一旦黄緑色に葉色が落ちたものが、定着すると一転濃いグリーンに変わります。
また、肥料を与えるのも定着を確認してから。
水分が吸収できるように根がしっかり張ってからでないと肥料分を吸うことができず、むしろ根が伸びる段階での多すぎる肥料分は、根を傷める原因にもなります。
野菜をよく観察しながら、欲しそうなタイミングに、欲しそうな手を加えていくというのが理想です。