今週の農園

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12/23

今週からとれだしたロメインレタス、力強い味でこれからしばらく野菜ラインナップの一翼を担いますが、意外と繊細な一面をもっています。

結球しないリーフレタスの中でも味がしっかりしているロメインレタスですが、レタス全般水分が多く、完全に凍る冬の野外では水分が凍って膨張することで細胞が破壊され、生き残ることはできません。

今の時期のものは暖房設備の無いビニールハウスの中で育っているものですが、とはいえ最低気温はマイナスまで下がり、夜間の冷えが外よりはゆっくり、朝日による暖まりが外よりは素早い、というところでなんとか育っています。

同じビニールハウス内でも、壁際と中央でも生育に差があり、数メートルだけでも壁から距離のある中央のレタスが一回り大きく、壁際では大きくなれずに枯れているものもあるところをみると、今のハウス内はレタスが育つのにギリギリの環境で、その中で育っていることに美味しさの秘密の一つがあるのかもしれません。

甘やかさず、でも枯れたら元も子もない。なかなかじっくり観察する時間もとれませんが、収穫のときや通りかかったとき、チラッと、でも様々な兆候や情報を見逃さずに観察し、ポイントを押さえた手出しをしていきたいです。